恐竜の足跡の化石ってあるけど、実際にどうやってできるのか知ってる?
こんにちは
本日のニュースで恐竜の足跡の化石が見つかったというニュースがありました。
モンゴル・ゴビ砂漠の白亜紀後期(7000万~9000万年前)の地層から、長さが1メートルを超える恐竜の足跡の化石が見つかったと、岡山理科大学が29日発表した。
1メートル超の足跡の化石は世界でも報告例が少なく、非常に珍しいという。
同大の石垣忍教授(61)らは8月、モンゴル科学アカデミー古生物学地質学研究所と共同調査を実施。ゴビ砂漠南東部の地層で、恐竜の左後ろ足の跡を発見した。長さが1メートル6センチあり、形状から四足歩行で首や尾が長いのが特徴のティタノサウルスの仲間とみられ、体長は20~30メートルと推定される。
1メートルを超える足跡の化石はモロッコなどで報告例があるが、保存状態が良くなく、実際の大きさを正確に反映していない可能性が高いという。今回発掘された化石は、爪の跡や足の形が正確に残されていた。
ところで、恐竜の骨の化石ですと
恐竜が死んで、長い年月を経てば土にはさまり化石になっていくってのがわかりますよね。
しかし、足跡の化石って作り方どうやってできるのか知りたくないですか?
何もない状態から足跡の化石を残すというのは理解しがたい。
では、足跡の化石のできかたを説明していこうと思う。
地層とは
おおやま地域の恐竜足跡化石は1億年以上前の地層面に見つかっています。
地層とは古代の砂や泥などがたまって,板のように積み重なったものです。
そのような何枚もの板を横から見るとシマシマに見えます。
恐竜の足跡はこのような古代の地層の上(板の上)に見つかるのです。そしてそれこそが1億数千万年前に恐竜が歩いた地面なのです。
恐竜足跡のできかた
恐竜がやわらかい泥や砂の上を歩くと足跡が残ります。できた足跡の上にさらに砂や泥がたまります。すると足跡は消えてなくなったかのように見えます。しかし砂や泥の下にはちゃんと足跡が残っていることがあるのです。
一億年以上の時間がたって,砂や泥は石化します。板のように重なった砂や泥の地層を一枚一枚慎重にはがしていけば,,,太古の恐竜足跡が姿を現わします!
ひとつの足跡には凹型と凸型があります。また凹型にはナチュラルプリントとアンダープリント(ゴーストプリントとも言う)があります。
ナチュラルプリントとは泥や砂の上を直接歩いてできた足跡のことで,アンダープリントとはその下の地層が一緒にくぼんでできたのもです。
アンダープリントはナチュラルプリントに比べると形がはっきりしないことが多いようです。
http://www.tsm.toyama.toyama.jp/_ex/dino/05mame/01ashiato/dekikata02.html
恐竜の足跡はこういう風に作られていくんですね。